技術支援部

部門長からのメッセージ

 工学教育では,実験や演習が重要な役割を果たします.実験はせずとも理論は学べますが,理論が物理現象を完璧に説明できているとは限りません.理論を構築する際に,物理現象にあまり影響を与えない要因を無視することが多々あります.実際に実験をしてみると測定値と理論値とが異なるケースがあります.これは何故か?理論が十分でないのか,実験に誤りがあるのか?これを紐解くことは,技術者の最も基本的な作業であり,かつ,興味深い思考への出発点です.誤った実験が新しい発見や発明につながったという話も良く耳にします.

 技術支援部門とは,以上のような実験や演習を正しく確実に行えるプロ集団です.もちろん実験は教育だけでなく,研究でも,否,研究にこそ重要な役割を果しています.教員とは異なった立場から,教育と研究を支えています.これと並行して,小学生,中学生,高校生を対象として,出前実験・体験教室などを実施しています.技術立国日本の凋落が言われて久しいですが,これは子供たちの理科離れに一因があります.理科の楽しさは実験にあります.また,実験する前に結果を言い当てられる理論には感動します.技術支援部門は,子供のころから理科の楽しさに気づいてもらおうと考えています.出前実験・体験教室をご希望される場合には声をおかけ下さい.協力させて頂きます.

技術支援部門長   阿部 匡伸