トピック

微生物が作るバイオジナス酸化鉄の創製とバイオプロセスの開拓

◆ プロジェクト研究研究
◆ 教授 高田 潤
 現在、磁性・記録材料や顔料などとして利用されている多くの種類の酸化鉄が工業的に生産されています。これに対して、身近な自然界には、微生物が常温水中で作るユニークな酸化鉄が存在し、生物学や地球科学分野で研究されています。
 本プロジェクトでは、この微生物由来酸化鉄を新しい機能材料として注目し、材料化学を中心として総合的に研究しています。例えば、直径約1μmのチューブ状の酸化鉄【図1】は不思議な形と特徴的な表面構造しています。このユニークな酸化鉄の特徴を詳細に調べ、従来の工業的酸化鉄との違いを明らかにして、未知の様々な性質や機能を見出し画期的な材料として利用することを目指しています。そのために、本学において材料化学、ナノテクノロジー、微生物学、バイオテクノロジー、環境科学、考古科学、芸術など異分野の研究者が協力・連携し、研究を進めています。
 このように、本プロジェクトは非常に独創的で、世界に先駆けた特徴ある研究であり、その成果が期待されています。

(11.03.16)