トピック

選択型コンテンツの端末伝送型インターネット放送におけるクライアントの参加状況を考慮したデータ配信手法

◆ 受賞研究:学会シンポジウムで優秀プレゼンテーション賞受賞
◆ 助教 後藤 佑介
 2009年7月に行われた「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2009)シンポジウム」におきまして、「選択型コンテンツの端末伝送型インターネット放送におけるクライアントの参加状況を考慮したデータ配信手法」の題目で発表し、優秀プレゼンテーション賞を受賞させていただきました。DICOMOシンポジウムでは、インターネットを中心とした通信技術から、マルチメディア通信、分散システム、グループウェア、モバイルコンピューティング、高度交通システム、ユビキタスや放送コンピューティングに関する分野の研究について、活発な発表や議論を行っております。私は2006年より毎年発表しており、多くの研究者から励みになる助言をいただいております。
 ここで、受賞した研究内容を簡単に紹介させていただきます。近年の放送・通信融合環境の普及にともない、ユーザがコンテンツを選択して視聴する選択型コンテンツに対する注目が高まっております。例えば、ニュースの概要を提示した後、ユーザが見たいニュースを選択して視聴する場合や、2択のクイズ番組で、サーバが選択肢を提示した後、ユーザが回答を選択する場合が考えられます。選択型コンテンツを提供することで、ユーザは自分の嗜好に応じたコンテンツを視聴できますが、選択型コンテンツを提供するサーバは、選択肢となる複数のコンテンツを配信する必要があります。このため、選択型コンテンツの配信は、非選択型のコンテンツの配信に比べて多くの帯域幅が必要となります。
 今回受賞した研究では、クライアント端末同士でデータを送受信する端末伝送型インターネット放送において、選択型コンテンツを視聴する場合の待ち時間短縮手法を提案し、評価を行いました。これを励みにして、放送と通信が融合した新しい放送視聴方式を提案し、皆様がもっと楽しく放送技術を感じられる研究を行っていきたいと思います。

(11.03.16)